DevRelは「愛」に溢れている!!

本記事は「DevRel Advent Calendar 2018」の14日目の記事です。

私は二年前までDevRelという言葉を知りませんでした。どんな人たちがどんな活動をしているのかも全く検討がつきませんでした。今回は、なぜ私がDevRel Meetupに継続して参加しているか、それによって何を得ることが出来たのかをまとめておきたいと思いました。 

 

DevRelの特徴とは.... 


自社の開発者と外部の方々との繋がりを作り、その外部の方々からフィードバックを得て製品に反映してより良いものを創造するという活動があります。それは特別な全く馴染みのない活動ではなく皆さんもどこかで体験しているかもしれないものが多くあります。例えば、セミナーやハンズオン、製品に関連するドキュメントの共有などがその一部です。
特に製品やサービスを提供するベンダーが開発者向けに情報発信をして質の高い関係作りをする事は製品やサービスの成長には重要な仕事です。

 

私がDevRelに興味を持った理由は......

ビジネスの主軸が受託開発である企業や部署においては、製品やサービスを作っているわけではないので自社製品の訴求活動を必要としません。
とはいえ鮮度の良い情報を社内に流通させることで自社内の開発生産性を向上させること、開発者が前向きに楽しく開発ができるような環境をつくるためにプロダクトベンダーと繋がっておくことは意味がある事だと考えました。また、近い将来に製品・サービスの提供を開始した場合にマーケティング活動が素早く立ち上げられるように、そのノウハウを吸収しておこうと考えました。

先ほども少し書いたのですがDevRel ってさてさてどんな事をやってるんでしょう?


ハンズオン、技術支援、セミナー、セミナー後の懇親会、講演、デモ、アンケート、ソーシャル発信、コミュニティ支援、人の繋がり作りなど様々な活動を実施しています。重要なのは生身の人間が相互に繋がるという事でしょうね。エバンジェリストやアドボケイトの活動の多くは人と繋がることですから、人との直接的接点でもあるイベント系が多いのではないかと思いました。隣の人間との情報のやり取りにメールを使うような世知辛い世の中になった今でも人と人が向き合って情報交換をする事の重要性を感じました。勿論、SNSなどを活用しての情報発信も大切な仕事ですけどね。

f:id:kagekidan:20181213223516j:plain


DevRel Meetup で印象的だったもの

どの回も非常に印象的でしたが、その中でも3つご紹介したいと思います。 

(1)SNS

 情報を発信する側、逆に発信されたものをまとめて表示するなどSNSの活用方法をご紹介

  • 旬を逃さずに書きたいときに書きたいように書く。とにかくアウトプットすることが命でガンガン発信する文化を持つ企業のお話。
  • 逆に発信された大量のTwitterからテーマに沿った話題を抽出してまとめるサービスを提供している企業のお話。

(2)ノベルティ  

 ノベルティの役割、どんなものをノベルティに選ぶかをご紹介

  • 企業のイメージを背負う事もあるので企画に長時間かけてアイデアを出すという企業もあり手間暇がかかっていることを知りました。
  • ノベルティ自体の話題性を利用して企業やサービスの知名度を高めることができるんですね。

 企業やサービスがあってノベルティがあるのかと思っていたのですが、ノベルティ
 重要な役割を果たし企業やサービスに結びつける役割を担っているんですね。

 

(3)コミュニティ

 コミュニティを立上げ運営するには継続的で大きな情熱が不可欠であることのご紹介

  • キックオフまでにハッシュタグ、ロゴ&ステッカー、オンライングループは用意する必要がある。
  • ミートアップ内でのアプトプット(SNS等)を促進することを気をつける。
  • コミュニティ設立時にコミュニティが目指すものを決めたら後からの変更は難しい。だから慎重に決めなければならない。

  • コミュニティは、オープンであることが重要。

 

運営の方々のパワーがすごい

運営の方々は毎月のテーマを考えたりテーマに沿ったゲストを探し講演を依頼します。DevRelの皆様方が知見の共有ができるようにテーマ構成も考えられています。毎回場所を変えて実施される会場の手配も大変です。
そしてconnpassでのアナウンスを実施して興味がある人たちの参加を呼びかけます。
私は開場よりちょっとだけ早めに行く事があります(反則だけど)。そうする事で受付を作りテーマや会場に合わせてテーブル配置、マイクテスト、ケータリングの受け取りや食事のセッティングなど運営の皆様方の日頃DevRel 活動で鍛えられた動きを見ることが出来るんです。とても勉強になります!


お陰様で様々な方の知見を知る事が出来て、尚且つ各企業にお伺い出来るのでその企業の文化を垣間見ることができます。お手頃な参加費にも関わらず、通常では聞けない方々の知見を聴きながら食事や飲み物を頂きスキルアップが可能なのです。

DevRel Meetupは、どんな変化を自分に与えたのか

特定の案件を継続的に受託し続ける場合は、外部との接点がまったくないため外の世界のことを知る機会がないという方も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
DevRel Meetupは色んな知見を得ることが出来ます。毎回テーマに沿った情報をまとめて知ることが出来る貴重な時間なのです。
DevRelを実践している方も、DevRelをこれから実施する方も、ぜひ一度参加してみてると楽しさを実感していただけるはずです。コミュニティ参加後にソーシャルで繋がるもよし、懇親会で深く聴き出すも良しと、とっても暖かく迎えてくれて情報交換をしてくれる空間です。プロダクトやサービスを愛し、人を愛して止まない広い心を持った方々がここには多くいます。
DevRelを実践している方々の「愛」を感じることができるのです。

f:id:kagekidan:20181213223238j:plain

まだまだもの足りないと言う方には、

2019年3月9日(土)    DevRelCon Tokyo 2019    を開催します。

海外のゲストを含めたDevRelを体験出来ます。どうぞ参加ください。

みんなで世界中の「愛」を体験しましょう!